果て先、しじまの鬣に浸るヤクーチアンライカの告解

春が近い: ライカ、聞いてくれると思うんやけど。生きにくいなと思ったその日は帰り道を変えてみたらええねんで。

取り急ぎ南瓜頭のスナザメさんへ。届いとります、合鍵頂いたからには一言一句逃さねえぜと息巻いている某歌い手より！嬉しいわあ、たくさん嬉しい言葉貰った。

なんやろなあ、難しいなあと思ったりもすんねんけどそれはそれでちょっと腹立つと言うか。難しい難しい言い続けるんも怠いから面倒くさいと言うか。あー、面倒臭い。しょうもない。口に出したら引かれる言葉ばかりを溜めていいかっこして明るい言葉ばかり外に投げて、その歪さとか小心さとか…そんなもんに気付いた人がおらんなってんねやろなって気付いた。連絡したりせえへんかったり、好き勝手してすまんかった。これを直接言えへんのも駄目なんやろな。なあ、俺は皆が思っとるほどまともな奴やないで。

どう足掻いても弱くなるからあかん、冬は。言うとることが正しいんかしとることが正解なんか分からんようなる。そんなこと俺言うたか？って聞き返しそうになって慌てて笑って曖昧に誤魔化す。あまりに無責任で涙出るわ、泣かんけど。お前のことどうでもええから話半分しか聞いてへんかったんやわ(笑)って自分勝手な俺もすぐに出てくるのが笑える、笑ってくれ。優しくすることで求められてそれに味をしめて振りまくねん、後々自分の首を絞めて悪態つくくせに本当に救えない。

そういう自分を救うことが出来るのは自分しかおらんことなんぞとうに知っとる。俺のことは俺しか分からんし理解されへんならそれでええ。知った口をきくくらいなら邪魔をせんといてくれ。なんだかんだでここまで漕ぎ着けたんは俺の力なんやから。

でも、まあ、なあ。結局俺はお前に甘えてんねん、グルッペン。