いやー、良いですね映画といふものは。てことで、以下完全に映画のネタバレとなっております故に未視聴の方々は閲覧自己責任ということで。
個人的にはネタバレ踏まずに観てほしい映画なんだよねー、「PLAN 75」というタイトルで御座います。
やっぱ感情のインプットは大事だよな、アウトプットも勿論のこと。

映画の感想注意

この映画、予告編観た時から観に行きたいな〜って思ってたんだよね。でもやっぱ映画館って中々いけねえから機会を逃しまくり、何時の間にか終わってましたとさ。だったんだけど、アマプラ先輩にあるの見つけちゃったらもう観ない訳にはいきませんよと。俺に観ろと言ってるようなもんですよと、そう言う訳でやっとこ視聴した。

結論先に言うけどすげえ内容重い。本当に重いし、メンタルが今疲れてたりする人は観るタイミング考えた方が良いかも〜、しれない？ど？俺は思うけどそこは個人の自由自在って事で。

初手からこれ映画としてやったのすげーってかさ、そう言う事件あったよね。みたいな感じの後だったから余計リアリティ感じたんだよね。
日本って超高齢社会っで他先進国に比べても圧倒的に高齢者の方が多いわけで。だからめちゃくちゃリアリティあって、でも現実味がなくて、現実味が無いからこそやたらと現実味を帯びて見える。そんな映画だった。よくよく考えると、感想の言語化って難しくない？苦手ではないけど、あんまり得意じゃないのかもしれない。

映画を観てると、確かにこう言う制度が欲しい人は欲しいのかもしれない。って思うんだよね。自分の最期は自分で決めたい、だとか。最期に対しても信念ってあるわけで。そういった人たちには良いのかも、よくないのかも。ただ制度として決まっちゃうと、どうしても同調圧を受ける側の気持ちに立っちゃうんだよな。俺。

このプランがこれから続いて、正しいものになっていって、当たり前になってしまった時が一番怖いのかもって。受け入れることが当たり前になってるけど、きっと当たり前じゃなくてよくてさ。選ぶ権利は誰にでも用意されてるはずなのに、好きに生きる権利は誰にでもあるはずなのに、制度が、とか、周囲が、とか。そういう、自分じゃない誰かの手によって自分の意思とかがじわじわ捻れてく。それが正しいようになってく。そういう過程が丁寧に描かれてた気がする。これって誰も悪いわけじゃない。でも、そういう流れになってくんだろうなって。

個人的にキツいな。ってシーンは多々あるんだけど特にコールセンターのスタッフとの交流シーンがドスドス刺さって来たかもしれない。あとは些細な台詞回しが良いわ、刺さる。不意にグサッと。
でもやっぱコールセンタースタッフの所が一番重かった。此れからを歩いていくひとと、此れからが終わる人の繋がりって。

次は何観ようかな。fallだかなんだかを勧められてるから、それ観るのもあり。
何かおすすめ映画があれば是非俺まで。