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216 :
忍足謙也
2009/12/25 22:03
目が覚めたら枕元にプレゼントがあるっちゅうんが不思議でたまらんかった幼少期。家ン中の何処かにプレゼントが隠されとるんちゃうかて子ども心に推理して弟とタンスん中とか家中めっちゃ捜し回ったなぁ。結局見付けられへんかったんやけどな。ウチのサンタの方が数枚上手やったっちゅう事か。もう何年も枕元にプレゼントが置かれてないけども。俺にも信じとった時期があってんなぁ。
て、過去を振り返ってた聖夜。最愛と過ごす二度目のクリスマス。目ェ覚めたら枕元に置かれとるプレゼントも嬉しいけど、目覚めて一番に傍らに居る最愛を眸に映す事が出来る何時もと変わらん日常が何より嬉しいなァて感じる今日この頃。
聖なる夜に恋人と過ごせるなん、俺は幸せモンやなぁ。一年前も、彼奴と見た景色を共に観る事が出来た。綺麗な夜景と彼奴を独り占めや。暖かくて二人になれて景色が綺麗な所っちゅうて俺が我儘言うたんやけど。地上でも十分綺麗な其れは上から見下ろしたらもっと綺麗やった。そう言えば去年もクリスマスケーキを食いっぱぐれたなァなんてちょお記憶を巡ったりして。
人混みン中でも俺は彼奴を見付けられる。し、彼奴も俺を見付けてくれるて思っとる。例え後ろ姿であってもな。彼奴の姿を一番見てんのは俺やて言える。部活中でさえ目で追っとるんやから。
寒空の下、綺麗な色素の薄い髪が俺を導く。俺の呼ぶ声に反応して笑う彼奴が愛しくて、ホンマ好きやて感じさせられる。俺を待ってくれてるっちゅう事が、俺に笑みを向けてくれるっちゅう事が嬉しいて堪らんねん。
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