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春眠
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225 :
仁王雅治
2008/09/10 09:35
カナリアは謳う、其の甘美な音色を奏でる事で。
其の声音に魅了される存在は多く、誰しもが小鳥を乞うた。
然し、其の万人に一人だけ総てを射抜く程の眼光を小さなカナリアへ向け一言呟いた。
貴方は所詮道化者、本来の貴方は何処に居るの、と。
――其の後カナリアの消息を知る者は二人、衆の中でカナリアに呟きを放った御仁と小鳥が幾年も想い焦がれた彼の人の御膝元。
ワタシは、何時も貴方だけを考え想い、愛を奏でて居たのよ、と―。
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