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春眠
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:
幸村精市
2008/09/14 20:36
一握の砂を握り締めるも指間から粒が零れて行く。
声音の残滓が未だに籠もり、俺の頭を心を乱して行く。
其の魅惑的な唇で詞を紡ぎ、指先で触れ合い、体温を得られたらと。
嗚呼、此の病が―…、
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