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春眠
┗318
318 :
仁王雅治
2008/11/10 19:49
丸で塞き止めるかの如く膝頭へ額を預け、月明かりをも存在得ない暗闇で必死に其の子守唄に耳を預けて居た。
明日も空が綺麗と笑う君の横で、枯れ果てても尚持て余す存在を他所に夜空を見上げて見ると、其処は。
夢を見て居る、甘い甘い甘い、チョコの夢を。
醒める瞬間は、警告鳴り響く断末魔の声に拠って齎されるで在ろう事等其の時の少年は知らずに。
染み渡る寒風は、素肌を通り抜けて中へと辿り着いた。
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某日記の文面を眺め、一つ、俺の中で芽生えた思案。
迷い、振り返り、其れでも懸命に駆け抜けて来たモノは間違いでは無かった、そう想える。押し留まって居れば、隠し通せて居れば、其れは全く意味を成さない事。
倖せの定義を思い出す、俺の倖せは何処に有る。其れは逡巡する迄も無く、決まって居る事なのに。嗚呼、思い出した。
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