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春眠
┗319
319 :
丸井ブン太
2008/11/11 01:25
何時もの様に木製の扉を開けて室内へ入り込むと、ローテーブルの机上に一枚の紙切れとチロルチョコ。夜中に枕元で呟いた言葉に対して、真摯に応えて呉れた御前の字は普段の落ち着いた物腰や穏やかな口調其の物だった。彼奴らしい其の文字に目を通しながら、重石代わりのチロルを頬張る。(嗚呼、夜にチョコを食うのは宜しく無いと言ったのは御前の癖に。)口腔内に広がる甘さが、幾重にも積み上げた壁を崩すかの如く甘美に響いて。必死に唇を噛み締めて堪えて居た。
# (グンナイ、夢見る天女。)
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