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春眠
 ┗326

326 :仁王雅治
2008/11/17 22:24

氷塊に触れると指先から伝う冷気に肩口を強張らせる。息を詰めて再び触れ様とすると、今度は何故か其の氷塊が心地好い程に暖かい。然し不意に其の感触が滑りの良い氷面とは異なり若干粗く摩擦を覚えた。気付くと俺が触れて居たのは丸で其の冷気から俺を護るかの様に氷塊を包む御前の手。幾等触れても、護られた其処から感じ得るのは御前の温もりだけ。嗚呼、冷たさの余り火傷をして仕舞うかも知れ無いのに、其れでも必死に俺の手が宝物かと云う様に懸命に懸命に。若し、同様の事が現実に起こった場合。俺は迷う事無く御前の手を取って此の温もり総てで暖める事を誓おう。

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ナナ、500頁突破本におめでとう。貴重な1頁を戴けた事を此の胸に刻み込んで、御前に逢いたく成った時は日記を見返すとするぜよ。ナナとは、様々な事を通して本に世話に成った気がする。此れからも鳩云々様々な事でまた宜しく頼むわ。此の町に来て、あの集会で御前に出会えて、御前を通じて大切な奴等にも出会えて、本に感謝しとる。ナナにも、日記にも、溢れんばかりの感謝を此処に。再来決め込む其の日迄、一時の休暇を楽しンでくンしゃい。

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人間の感情何て移り変わる事は容易くて、咎めた所で如何仕様が無い。サヨウナラ、そう告げる声すら聞けはし無かったが、其れはもう過去の話。一歩踏み出す時が来た、明るい未来へ向かって既にスタートは切られた。

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