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春眠
┗354
354 :
仁王雅治
2008/12/18 09:52
アップルパイに埋め尽くされる夢、NOT、余りの甘味に胸焼け注意報。YES、陽だまりの中微睡む御昼寝。何時もと変わらぬ寝具に何時もと変わらぬ熱と、埋め尽くされるならチョコ様の洪水に塗れて居たい。
双方の間に挟まれる心地好さ、一人がもう一人の事を語る瞬間が俺は好きだ。不思議だと笑う姿を横目に、其れでも二人の間に満ちる穏やかな雰囲気に飛び込むと俺も優しい心を得られる気がして。己が体躯に蠢く固形ゼリーの魔法、空気が触れる度に其の熱を思い出して、(日記帳に残る染みの正体は──、)
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当たり前の日常、当たり前に声を揃えて、当たり前に抱き合い、当たり前に同じ寝具へ入る。当たり前は当たり前では無い、当たり前こそ稀有なのだと。其れを教えて呉れたのは、紛れも無く御前だった。
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