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春眠
 ┗378

378 :丸井ブン太
2009/01/28 08:07

水色の球体から香る愛しい馨と、其れが俺自身に充満する感覚。御伽噺の王子は硝子の靴では無く香水を、新たな物語の誕生が此処に。包まれて、―――其の声音で囁いて。触れ合う指先を懸命に絡め委ねては引力に従う、如何やら末期症状。端麗さに眸惹かれ長細く華奢な手先に接吻一つ。髪糸を乱す其の手先に恋情を。御伽噺の先を王子様と共に、御仁の持つ硝子の靴は俺が独り占め。焦がれて。

心中曇らす虚無感に、其れが化石と成って。化石に成る前に潤いを、と俺に働き掛けて呉れる王子に俺は其の潤いを求めて働く。身勝手に乾涸び無い様、俺は俺成りに水分を生産し続けるから。君は君で、王子の儘。

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