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春眠
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395 :
丸井ブン太
2009/02/22 13:19
意識を手離す様に昨晩は夢路へ、日付変更線を迎えられ無かったと言う事は随分早目に寝ちまったンだなァ。先日話題に上げたカルピスの原液、相変わらず俺の嗜好に留まり今も目の前にはマグに入ったカルピスチャン。其れを片手に午前中には珍しく後回しにしがちな宿題を片し、此れからは弟二人と一緒に家事。両親揃って出掛けるから俺等が其の任を担った訳で。寒風が吹く中、窓を開けて掃除開始、先ずは何処からしよう。相棒クンは御出掛け、羨ましいなァ、俺も某場所に行きてェ。
昼下がり、昼食後。午後からの英語の授業は呪文の様に聴こえるし、仁王じゃ無ェンだから数学は御法度。だから休憩と云う名のサボりに高じる、麗らかな陽だまりの中差し込む陽光に先ずは昼寝。チャイムの音に眸を覚まし、部活の時間に成っても動く気配は無し、其の儘夕陽が沈むのを見守る。暗がりの中、輝く星達と暖かく照らして呉れる月に手助けを受けながら青白くも美しく浮かび上がる横顔を只管眺める。
「なァ、……―――」
唯一言、琥珀の眸に吸い込まれるかの如く呟いた。場所は秘密、二人で見出した心地良い場所。
(一つの話で、此処迄妄想出来る俺も将来作家向きなンじゃねェかな、何て。)
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