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春眠
┗404
404 :
幸村精市
2009/03/03 02:14
鮮明に蘇る或の日の出来事。部員達の声音が遠退いて行く感覚、意識が朧気に成る中で何処かに隔離される感覚。頬に触れる地面の冷たさが異様に恐怖を煽った時分。
其の当時、入院先に御見舞いに来た一人の少女が居て、個室に一人では静寂だろうと一匹のヒヨコのキーチェーンを見舞いの品として贈って呉れた。某有名キャラクターで、其の風貌に癒され手触りも丸で毛並みの良い毛布の様に良い。然う、無駄な音の途絶えた宵闇の病室、其処で孤独に生きる俺に与えて呉れた一筋の光が其のヒヨコだった。手術から眸を覚ました時、枕元に置いて有ったヒヨコに微笑み掛けて仕舞う程。
今は、自室に飾って有るだけの小さな人形。唯、苦難を乗り越えた仲間として少しは外気に触れさせて遣りたい。明日、携帯電話に其のキーチェーン人形を付けて行ったら皆驚愕するのだろうな。嗚呼、其れも一興か。
何時か、亦、運命が重なり合う時は俺からもヒヨコをプレゼントさせて欲しい何て下らない想いを抱えながら。
人は、四六時中涙を流すと何時涸れて仕舞うのだろう。四日では流し切れない、俺が馬鹿なら本当に君は阿呆だよ。
# 空/の涙を貰/って、太/陽の笑/顔包まれて
# だから何/時も笑/顔で居られる Fl/ower smi/le for/ever
# 花は何/時でも輝い/て 咲/き溢/れてる
# 君の光が有/れば強/くなれる そう 強/くなれる
(太陽と、花、キミと、ボク。)
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