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春眠
┗406-408,413-415
406 :
丸井ブン太
2009/03/04 21:40
マグカップに注ぐ御湯、湯気立つ中から馨る甘い芳香に頬を弛める。両手に其れを握り締めた儘、寝具の縁から一人の人物の寝顔を覗き込む。前々から幾度も言われる悪い癖、喩え指定の時間を告げられ此の時刻に起こしてと頼まれたとしても未だ夢路に留まらせて遣りたいと云う一方的な感情から如何しても起こせ無ェ。
其れで後々から起こして呉れれば良いのにと云われる事は見えてンだけど、如何しても寝顔を堪能して仕舞う。遅刻は二時間迄許すとの言葉通り、23時迄には白雪姫の眸を覚ませられる様善処しようか。
気付けばホットチョコレートが注がれたマグの中身も空、口寂しい俺の御供はチョコ様。携帯端末と共に揺れる黄色いヒヨコが愛しい。
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暗闇に包まれる室内、音楽機器から伸びるイヤホン拠り届く一曲。エンドレス再生。床に両脚を伸ばし、背面を凭れながら只管メロディに没頭する。都会の煌びやかなネオンが窓越しからカーテンを抜けて光る中、閉じて居た眸が俺の姿を映す時そっと微笑を携えて。
デジャブ、否、現実。幾度も廻り過ぎるアルバム。寝息を立てる其の口唇に、触れ消えて仕舞いそうな接吻を。しょっぱい味も、一種のスパイス。何時、だったっけ。
詰まりは接吻魔の俺が、其の柔和な存在に飢えてるって事か否か。背中から抱き締めるのも、抱き締められるのも大好き。
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クローバーの花言葉、幸福以外に「私を忘れないで。」だそうだ。
隣を見よう、手を繋いで見よう、ホラ、其処にはダチの姿。
ずっとずっと俺等はダチだ。
大丈夫大丈夫、ウン、俺は大丈夫。行って来ます。
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407 :
丸井ブン太
2009/03/05 00:00
# Happy Birthday ... !
# Seiichi Yukimura kun、
ディア、ひだまり町の全幸村君へ誕生日おめでとう。
そして、俺ン中での幸村精市は御前唯一人。
おめでとう、今日と云う日に御前が生まれて呉れて本当に良かった。出逢えた歓びと感謝を此処に。
伝えたい言葉は総て、直接伝えるとして。
来年も強制的に祝うから。だから、此れから一年も変わらず傍で笑って居て、幸村クン。
素敵な一年に成ります様に。
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4日～5日に掛けて、月例会、in教室。
月明かりに照らされる御前、其れはデジャブか否か、唯只管其の横顔を眺めて居たいと刹那の永遠を願った。俺は机上に腰を掛け、幸村クンは椅子へ。普段と真逆の身長差に感嘆すら憶えて居る最中、不意に掛け時計が指し示す時刻に驚愕した俺は慌てて出入り口へ。掛声と共に灯す黒板のライト、其処に映し出されたチョークで描かれる決して上手では無いイラストと文字。随分なサプライズに成った様で、彼奴の其の表情は御宝。俺が祝う側なのに、俺も祝って貰って。如何しても聞きたかった言葉を貰えて御満悦な俺、後百頁を頑張るから完走した時には其の優しい表情で微笑んで。次回の月例会は春発見の為の御散歩に決定、愉しみにしてるぜ。
改めて、HappyBirthday、幸村クン。
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今/迄どれだけ泣/いたって
今笑/える幸/せが有って
共に居/れる今/日のハッピ/ーバー/スデー
君の為/に歌うよ
声を大にして歌いたい。聞いてくれる？
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408 :
丸井ブン太
2009/03/05 23:00
珍事件一つ。
今朝、深夜に交わした友人達との鳩の中で最悪最強と言える違和感を感じて画面を見ながら表情は真顔に。以下、暈しつつも公開。（愛らしくもシリアスな場面に成る予定だったのに、！）
「何か有れば何時でも飛んで行くからな。」
「御前も、何か有れば鬼退治だって行くから言って。」
「鬼退治（爆笑）なら俺の夢の中で鬼退治に行くから付いて来るンだぜ？」
鬼退治、一体何の話だろうと思いきや、俺は何を根拠に鬼退治に行くと発言したンだろ。The、寝惚け。後々、鳩を見比べながら羞恥に我慢出来ず素直に寝惚けて居た事を告白。朝から噴かれて爆笑な彼奴。春.眠と鬼退治は如何、猿・犬・雉。面子募集中。嗚呼、でも犬と言えば俺か。チョコレート呉れたら、付いて行く。
ブーン太サン、ブン太サン。御腰に付けたチョコレート、一つ私に下さいな。イーヤ、其の代わりにもっと御前を頂戴。今日から仁王とダブルスを組む為に日々精進、此れで今俺が何に励ンで居るか分かった奴は俺と握手。（…）
* * *
冗句100％の題名、一緒に鬼退治に向かう面子大募集。――嘘。
此処で深く刻まれる、俺は此の日記が愛しい。今迄とは違う、大切な友人達の形や想いが有るから此を眺めては自分の裕福さに笑みを乗せるンだ。
泣/き顔何/て見せるなよ
君は一/人じゃ無/いだろ
信/じ合える此の思/いは
いつ/までも、い/つまでも、
変/わる事は無/いんだ
掛/け替/えのない
st/ory
然う、きっと必然。
最近必然の素敵さを焼き付けた。
此からナナとデェト、邂逅を楽しんで来るぜ。
登場人物。
桃太郎:ナナ
犬:春眠
雉:碧
猿:暗中
鼠:花曇り
でお送りしました。（！）
鼠が何故登場したかは謎の儘、最強タッグようこそ。
（ 03.07 ）
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413 :
丸井ブン太
2009/04/01 23:22
月夜、凪ぐ様な微風が頬を掠めては桜花の花弁を揺らす。
掌を離れた温度と一房の桜、宥める様な指先に落ちる滴は行き場を失う。
君が笑ってる俺を好きなら、
俺は絶えず笑顔で居よう。
御伽噺はアナザーストーリーを迎える。
其の結末は王子も姫もハッピーエンド、双方笑顔で幕を降ろす。丸で理の如く。
dear 王子様、！
thank you.
御前の未来に幸有れ。
（姫は、御前の後押しを受け前へ進みます。）
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414 :
丸井ブン太
2009/04/04 21:57
4月4日、ひだまり町の誕生日。此処から歩幅大きく一歩を踏み出す。
未だ或の頃から一年とすら経過して居ねェのに沢山の変化が有って沢山の経験をした気がする。其の中で暖かな日差しの様に、時には静寂の中優しく柔和に包み込む月光の様に俺を見守って居て呉れた。
スタート地点からゴール地点迄随分な長距離で其の間俺自身幾度地に伏したか分から無ェ、彼奴も幾度悩ませ苦渋を抱かせたか知れ無ェ。多分、其の間俺が与えて貰った存在は抱えるのには膨大な程の宝物で今満ちて居る此の感情も宝物が有るからこそだと思う。
百倍、二百倍にして返すと共に一人では成し得ない形を二人共に創り上げて行こう。倖せだと微笑む其の傍で同様に倖せだと口唇に乗せて、想いを紡いで行こう。
来年の春迄の目標、其れを達成したら亦二人で目標を立てようぜ。花が似合う御前へ、贈るよ。
#（ チョコ様 ＜ 御前、！ ）
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415 :
丸井ブン太
2009/04/09 08:02
他愛の無い日常。御早ようから始まり御休みで終わる日々、今迄の二人とは明確に異なり流れる空気熱が存在する。
早朝の部活で顔を合わせ挨拶を交わし直ぐにコートへ入る。其の後互いの教室迄の道程を共に、授業をこなして昼休みは日差し暖かな場所でランチタイム。其の時間が余りに穏やかで心地が良いンだ。唯、一日で一番長ェのは午後の授業で、教室の掛け時計と常時睨めっこ。長いし早く其の微笑む相貌を見たい筈が実は其のもどかしい時間すら愛しく覚える。至福な毎日は、結局毎分毎秒に然う感じてるからって事だと思う。ナァンテ。
――最近、感情表現が一層豊かに成った気がすンだ。ストレートに向ける感情に一番驚愕してンのは自分で、僅か彼奴が感じる変化が俺には存在して居て。其れに一瞬戸惑ったけれど、友人が『与えられる安らぎから本来の自分が現れたンじゃ無いか』と言って居たけど確かに気ィ張って居た頃とは違い安堵出来る場所に尚且つ相手が彼奴だからかも知れ無ェ。
（結局の所、彼奴は凄ェって話。）
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