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春眠
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421 :
仁王雅治
2009/04/15 01:37
机上に積み上がった品々、桜の写真葉書、其処に綴った文字列。其れはもう霞ンで、見えン。
何時の頃だったか、教室の机ン中から教科書を取り出そうとした瞬間床に一枚の葉書が落ちた。俺が所有して居た物では無く、明らかに女の趣味で有る愛らしい葉書。特別何か文字が綴って有る訳でも無い、新品同様で其処には広大な大地と一輪の花の写真が写って居るだけ。其れ丈なンに、心中が大きく揺れ動いたのを鮮明に覚えとる。
唯、其の花が一体何やったか思い出せンかったが。然うか、漸く思い出した。其の花は、────。
焼き付けるンなら、笑顔が良かった。
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