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春眠
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429 :
丸井ブン太
2009/04/26 10:32
カーテンの隙間から日差しが差し込んで、を良く夢見たりしても我が家の向きなのか窓の位置なのか俺の部屋には如何も日差しが上手く差し込まない。今朝もカーテンを開けず電気スイッチをパチン、そして布越しの明るい世界に想いを馳せる。
目覚ましを掛けず、自らに委ねた起床時間。不意に夢路から目を覚まし瞬きを幾つか繰り返す時分、同じ寝具で眠って居る筈の彼奴の声音が確かに届いた。まるで彼の人が起きるのを計ったかの様に。(偶然とは思いたく無ェ察知したとでも言いたい俺。)友人が日記に些細な事が嬉しいと綴って居たけど、正に其の通り。恋って如何も人を変える、出逢ってそろそろ一年が経過するけど彼の頃より数倍も些細な事を嬉しく感じて居る自分が此処に存在するから、ネ。
就寝前、同じ寝具で寝転がりながら他愛の無い話を繰り返して。次第に生まれる得体の知れぬ物に引き上げられる感覚、腑に落ちない其の感情に首を傾げて居れば、御互い発した「久し振りに沢山話せたね」の科白にスッと落ちるモノを感じた。前、相手の事には敏感な癖に自分にはまるっきり鈍感だと言われた覚えが有るけど如何やら本当らしい。きっと俺は、自分が思って居たより寂しかったンだ、ウン。(まァ、其の原因は俺が早々寝ちまうと言う失態からだけど、)
兎に角、特効薬を得た俺は其れに救われて心地好い眠りを得た訳デシタ。然うか、何処かの誰かに兎チャンと呼ばれて居たのも其の所為かァ。(何て、今更。)
曖昧な物差しでは見たく無ェけど、今此の瞬間一緒に居たいと思える時間が末永く続く様に。
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