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春眠
 ┗459

459 :丸井ブン太
2009/06/25 09:02

一年程前の話。


彼の日は月例会で、時間間近に成って彼奴ン所に行くと御疲れモードでソファに寝転がって居て。珍しい、と思う反面其の疲弊がどれ位かって事を知って今日の月例会は其の儘二人でまったり過ごす事にしたンだ。
何処か、ソファに寝転がる姿が新鮮で暫し見つめて居た俺に「おいで、」と一言。彼奴に掛けて貰う言葉の中で、矢っ張り其れには弱い。素直に頷いて、空けられたスペースへと身を横たえて落ち着ける俺を直ぐに捕らえた腕が余りに愛しくて、彼を好きに為った理由の一つに無条件の安堵感が有ったのかも知れ無ェと今更思う。何時も、俺が一息吐ける場所は此処だったから。一緒に居て一々胸躍る事も、一挙一動に一喜一憂する事も、心から安堵出来たのも御前ン所。
狭い場所で倖せな息苦しさと隣り合わせ、背中に回した腕の力を強めて温もりを手放したく無いと思って居たのは此処だけの話。きっと、過去も現在も未来も、俺が辿り着くべき先は御前だった筈なンだから。


真夜中、ふと目蓋を持ち上げて微睡む意識の中隣を見る。気付けば毎夜、何時からか癖に為っちまったらしい。唯、其処に在る寝顔を見る事が。
本当、毎日御疲れ様。俺にとって彼の場所が心地良いモノで有る様に御前にとって此処が安堵を得られる場所で有れば良いと、切に思うから。
(目一杯の力で抱き締めたら、何時もの様に御前は笑って呉れますか。)

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