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春眠
┗474
474 :
丸井ブン太
2009/10/05 23:12
丸で、月が消失して仕舞ったかの様に此の部屋に光は入って来ねェ。手探りで、電気のスイッチを探すけど壁を這う指先は其れらしい場所へ行き当たる事も無く平坦だ。こンな日の夜、真っ暗な彼奴の部屋に勝手に入り込んで床に体育座り。部活から帰宅した彼奴の驚愕染みた表情を今でも鮮明に覚えてる、(拭って呉れた指先は優しくて)
────口唇で象った名は其の儘風化、…………。
スイッチが見付から無ェの、部屋の明かりが点か無い。素直に甘える手立ては有った筈なのに手探りじゃ何も触れる事さえ出来ず。寒ィ、凍え死ぬ。
暗い暗い暗い、怖ェ。何時もの、彼の花の様な笑顔を見たい。声が聞きたい。なァ、何処に行ったの。
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