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春眠
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479 :
幸村精市
2009/10/12 23:32
ジレンマの嵐、
(病室から見上げた星空に似ている。)
何一つ隠す事の無い星々が輝く夜空を見上げて、彼の頃病室で見て居た夜空を思い出す。孤独や空虚と隣り合わせ、些細な光を見失わない様に必死に月を探し星を乞うた夜。一瞬にして此の暗闇に取り込まれて仕舞わないかと瞬きすら恐れ、朝が来る事を祈った。脳内を巡るジレンマの嵐、思考の波に流され板挟みの感情に頭を悩ませる。嗚呼、彼の頃の俺は独りの意味も、二人の意味も理解出来て居なかったのだと思うよ。
度々続く、襲来。
行き交う人々の多さに辟易して、此の世が御前と二人きりならどれ程良いかと自分自身の浅はかで愛しい感情に笑みが零れた。其れでも、此の大勢の中から御前を見付け出せた奇跡が背中を押して呉れる様に、其処には温かなジレンマも存在するンだ。
伝え過ぎて居まいか、其れでも伝えたい。嗚呼、今日も俺は御前の煌く眸を見つめて独り占めしたいと切に願った。
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