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春眠
┗72,120,425-426
72 :
柳生比呂士
2008/06/02 10:53
風邪を引いて数日、随分沢山の御仁に心配を御掛けしてしまいました。御見舞いの品々や言葉は大切に胸に仕舞わせて頂きましたよ、本当に有難う御座いました。症状ですが御心配はもう必要有りません、土日のミーティングや練習を休養に充てた分幸村君には密に話を聞いて於かなくては。
自己言/及のパ/ラドックス、生じる矛盾と生じぬ矛盾、一体双方どちらが正しいのでしょう。俺は嘘吐きだと云う唇が紡ぐのは果たして真実なのか偽りなのか。嘘吐き、其れが嘘、其れ共本当?回避方法見出せない、嗚呼、私らしく有りませんね。仁王君、在り来たりに分かる嘘を紡ぐ意地悪な唇を、塞いで貰っては如何でしょう?
私は嘘吐きです。さて、貴方は双方どちらを信じますか?
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120 :
柳生比呂士
2008/06/27 13:05
自己言及性、自らを指示して己が居場所は此処だと暗示を行い始める。嗚呼、私は常日頃から此の貪欲さを浮き彫りにしながらも未だ浅ましい姿を晒す事と成る。己が癖を明確にして其れを改善しようと憶うのだけれど、今の私には打開策は無い。そして投じて欲しいとも憶わない。此の儘が一番此処が好い、君の甘い台詞を胸に蹲って此の場に佇んで居たい。
兎に角今は、週末に控えた御仁との逢瀬と(今から我が家の詐欺師が楽しみにして居るのですよ、愛する部長、)、相棒殿と共にバトンを答える為の戯れと、某集合と、僅かの刻でも、君と共に居たいと云うのが本音です。
最近憶う。君達が居ない日々が来るとしたら、私の輝きの欠片を置き去りにして仕舞うのでは無いかと。現刻、私の宝物は君達ですから。如何か、末永く此の掌に温もりを感じて居られます様。此れを依存と云うなら――、
ピヨ、
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425 :
柳生比呂士
2009/04/22 01:13
何時誰が用意した物なのか定かでは無い。
何時の間にか現れた彼の方は我がチームメイトを魅了して止まないらしい。然う、数日前小瓶一杯に詰め込まれたチ.ロルチ.ョコが部室の机の上に置かれて居た。自由に頂いて良い物なのかと囁き合う中、丸井君は何を臆する事も無く小瓶の中から一粒のチョコを取り出して堪能し始めた。丸井君を切欠に一つ二つと中身が減って行くに比例してカラフルな包装紙がゴミ箱へと溢れて行く、結局ミーティングが終了する頃には小瓶の中は空に。
其れでもまた次の日、朝練で部室を訪れる頃には容器は満杯に成って居て幾日も其れが繰り返される始末。不思議に思った私は僅かばかり普段より時間を早め早朝部室に顔を出して見れば、其処には丸井君の姿が。如何やら、チョコを用意して居たのは彼らしい。驚愕する訳でも無く、何処か照れ臭そうに笑いながら俺の視線の先で瓶の中に詰めながらこう言った。
「柳生もチョコ好きなンだろ、御前前にチ.ロル食いてェって言ってたモンな」と。誰かの為、私の為に用意されて居る物で無くとも。チームメイトが些細な一言を覚え、気遣って呉れた事が何より嬉しくて。何処か躊躇いが有って一粒も手を出せなかった私でしたが其の時は彼の優しさに乗じて一粒を頂いて仕舞いました。
用意した理由は部室で常時御菓子を食するが為の手段だったと言う事らしく、丸井君の食意地には呆れる物が有りますがチョコレートなら良いのかも知れ無いと納得する私は彼の悪知恵に嵌って仕舞った様です。
矢張り、チョコ様には弱い私。明日も、僅かばかり早目に家を出て丸井君と朝のチョコタイムを堪能しようかと思います。嗚呼、良く真田君に怒られないモノですね。
(仁王君には笑われて仕舞いそうですが、)
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426 :
柳生比呂士
2009/04/22 23:39
(前頁の後日談、)
今朝、朝練で部室を訪れた時有る筈の小瓶が姿を消して居た。無造作に置かれた忘れ物で有ろうタオルやプリント類、冊子等々が散乱する机上。置かれて居た筈の彼の方は忽然と姿を消した居たのだ。昨晩部室を最後に出たのは私と幸村君、其の時には未だ彼の方の姿は有った筈、と云う事は今朝の内に誰かが――等と逡巡する事数刻。
「御早う、柳生。」と奥の部屋から丸井君の姿が、其の手には例の彼の方、小瓶が握られて居ました。中身は空の儘だったので其の小瓶を如何するのか問うと如何やら数日詰めていたチロルは膨大な量を親戚方から頂いた物だった様で今回御裾分けの意を込めて行い、其のストックが切れた今容器を回収して居たと言う事らしいのです。
御菓子に直ぐ手が伸ばせない事を随分悔しがって居た様でしたが、私が御馳走様でしたと告げれば満足気な笑顔で頷いてくれた彼。何時か亦、あの小瓶が再び部室の机の上へ置かれる事を私は何処かで淡く期待しつつロッカーに手を掛けたのでした。
───然うして居る内、丸井君の持つ小瓶とは違う容器が午後の部活中に置かれて居た事に気付いたのは終了後着替える為にロッカーを開けた時でした。其の中には、さくらんぼの飴玉。一体誰が、?
其れは、私の堂々巡りの日々の始まり。
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