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光の午後、醒める朝。
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299 :
不二周助
2012/12/20 04:11
>>逢瀬、
縁とは不思議な物で、何の前触れも無く唐突に日常の中に入り込む。
幾重にも張り巡らされた糸は絡む事を知らない。今日もまた一本、加わろうとする糸が懸命に其の姿を伸ばして行く。
繋げるのも切るのも、自分自身なんだ。他人では無い。何時だって僕が自ら縁を繋げ、断つ。
切れないのはきっと、二度と繋がらないのを理解して居るからだ。其れが怖いんだろう。……躊躇い無く断ち切れたら良いのにね。
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有難う、淡き雪を抱いた君よ。こんな僕を好きだと記して呉れて。名前を見付けた時、驚愕と喜びが交互に鬩ぎ合ったのは秘密。
……と云うか、縁が切れて仕舞ったかと勝手に思って諦めて居たから、余計驚いたよ。若しかしたら君に嫌われたんじゃないか、ってね。
クスッ、我ながら身勝手な被害妄想だよね。君へ続く糸を自ら断ったのは疑いようも無く僕自身だから、言葉を交わす事も逢瀬さえ許されないと思って居たんだ。嗚呼、子供染みた発想だな。
君が見て居るか如何かは判断し兼ねるけど、密かに言葉を残す事を如何か笑わず怒らず、許して欲しい。嬉しかったよ、本当に有難う。いつか亦、逢えたら良いな。
完走まで後少しだね。頑張れ。君の記帳が終りを迎えるのは少し……いやかなり残念では在るけど、最後の瞬間まで陰ながら見守らせて貰うよ。
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もっと時間が在れば。遣りたい事や成し得たい事に全て費やすのにね。叶わないとは知って居る。今はテニスが第一だし、同時に学園生活が何より大切だ。大切にしたいとも思う。そろそろ期末試験期間に突入するしね。更なる忙しい毎日に追われるだろう。
其れでも望まずには居られない。日常に解放された自由な時間を。
只管読書に耽る、御気に入りの音楽を聴く、観たい映画を観て、サボテンの手入れをして、カメラを片手に外の風景を撮りに行く……逢いたい人に逢いにに行き、行きたい場所へ足を運ぶ。
静かな公園で小説を読みながら、時の流れを感じるのも良いね。嗚呼、久し振りに裕太と街へ繰り出すのも愉しいかも知れない。家族と過ごす時間も欲しいかな。時間を共有出来る時期は本当に短いと思うから。
とにかく、遣りたい事が沢山在る。長期休暇が欲しい位さ。無理に近い事は解って居るけど、考えるだけは自由だよね。
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