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光の午後、醒める朝。
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317 :
不二周助
2013/03/01 08:16
>>彼の日見た月は、常とは異なる輝きに満ちて居た。
然う思わせる程、余りにも近く明るい月だった。
茜色、と云えば良いのかな。太陽の光に近い色を放つ其れは、何かの予兆だろうか。
報道も予報も無いし、前触れも無く闇に浮かぶ輪郭は何を意味するのか。
夕焼け、黄昏、怒りにも似た熱い、色。
唯、嫌な予感はしなかったから、其れ程気にする必要は無いんだろうね。月が綺麗だった。此れで良いか。
部屋からじっくり眺めようとしたのに、すっかり忘れて逃して仕舞った。最近、記憶が一時間も保たない。アルツ：ハイマーだったら如何しよう。……無いね。うん無い。
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