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Aについて。
 ┗111

111 :跡部景吾
2009/12/18 03:13

舐める事に執着した結果そうなったのか、それを求めた結果が行為なのか。
卵と鶏の順序は問わないが、とにかく俺は汗の味が異様に好きだ。
それを甘ったるく感じるようなバカげた錯覚に、いつでも傾倒している。 


部活後のシャワーは「仕事の後の一杯は美味い」に近いんじゃねえかと中坊なりに勝手に予想する。
充実ゆえの気怠さを洗い流す瞬間は爽快だ。
Aも例外ではなく、…というよりやたらと清潔であろうとするが為に、他の部員よりもシャワーブースを占領している時間が長い。
だが、ごく稀に「偶然」や「気紛れ」が起きる。「偶然」にも、その体臭に欲情すると話した日から。

そうだな。理由はいくらでも用意出来るだろう。
他に使っている部員が何人かいて待つのがダルかったとか、とにかく早くメシを食いたかったとか。
だが俺は言い訳がましい言葉よりも、行為を意識しただろう帰路のAを想像し酷く欲情してしまう。
アイツは汗ばんだ身体をシャツに張り付かせる数十分を耐えて、俺に抱かれる事を選んだわけだ。
雰囲気すらも前戯だと定義するなら、制服に袖を通した瞬間からAの中でセックスは始まっていた。
それが堪らなく愛しく、いっそ後ろめたいほどに俺を燃えさせる。
気高いほどに生真面目なAが、どろりとした劣情を秘めている事実。俺がそれを内側から抉じ開け暴き、蹂躙しているという事実に。 
もしもAが女なら、単なる雌に過ぎない本質を無理矢理引き摺り出すそのプロセスにこそ俺は最も興奮するのかも知れない。


Aの首筋は俗っぽい汗の味がする。本能を擽る動物的な味だ。
俺はAに傾倒しているから、それを甘ったるく感じるようなバカげた錯覚にいつでも思考を奪われる。

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