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Aについて。
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12 :
乾貞治
2008/05/12 04:02
ああ、もう駄目だ。
感情に訴えた日記だけは書くまいと最初に決めておいたのに、どうして俺はこうも意志薄弱なのか。
いや、そうじゃない。俺は合理的な選択しか選ばない人間だ。
実際に今まではそうしてきたじゃないか。そうだろう。なのにこの無様さは何だ?吐き出さずには眠れない。
どれだけ悠然に構えても、触れてしまえば本能が台無しにする事を俺はちゃんと解っていた。それなのに選んでしまうのは何故だろう。
全身の血液が逆流し酸素が巧く取り込めない、そんな感覚に支配される。
……ああ、解ったよ。馬鹿だからだ。お前がいつも俺に言うように馬鹿だから選んでしまうんだな。なるほど、そういう事か。
もう許してくれ。頼むから。どうしてお前から腕の中に入ってきたりするんだ。
俺がせがむのは常套句で、お前はそれを拒否する役じゃなかったのか。
そんな風に受け入れられたら、勝手な愛しさで全身融けてしまう。欲しくて気が狂いそうになる。
なぁ、A。俺はお前が可愛くて可愛くて仕方ないんだよ。
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