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Aについて。
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135 :
跡部景吾
2010/05/30 20:14
あの夜も雨が降っていた。
澄ました顔のお前が、それ故の猛攻なのかと目を細めた事を覚えている。
その唇を俺のすべてで買うと言い出した俺に、お前は呆れて肩を竦めた。
いや、きっと、呆れた振りをしていた。
雨音が過ちの理由になりそうで、あの日は何故か思考より早く唇が動いていた。
あの時のお前はもう、俺の沸点を知っていたに違いない。
我ながらキザな台詞だと冗談めかすと、お前もそれに同意して溜め息を吐いた。
ああ本当にアンタは安い男だなと。
人の欲望なんざ本当に際限ないモンだ。
三年目の俺は、お前のすべてを俺で買いたい。
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