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Aについて。
 ┗29

29 :跡部景吾
2008/05/25 08:49

俺は二丁目にあまり寄り付かねえ。…ってのもシンプルな理由。Aの住処だからだ。
だが、それでも週に一度は気に入ってる日記に新しいページが増えてねえかチェックしに行く。
Aの日記タイトルは解っているし、それらしいのを引いちまったら好奇心が疼くより先に本棚に戻せばいい。
アレは猫をも殺すモンだ。

で、一昨日。定例的に二丁目のある日記を探してた時に、不意に気になる一冊が目に留まった。
素っ気無さそうな雰囲気の字体が、表題の線を描いている。
狙って付けたのか、はたまた偶然か、並んだ四文字は俺の好きなアーティストのある曲名と同じだ。
勝手な親近感を覚えて指先を伸ばし、本棚から抜き取って1ページ目を捲った瞬間。どこかで見た事があるな、と俺は思った。
表紙に書かれたそれと同じ、淡白な印象の字形。
どこだ?思い出せねえ。…いや、あれは確か部室だ。部室の…ああ、そうだった。アレは部誌の日報の……、


A、   テ    メ    エ    か    よ  


おいコラA、テメエ、何突然タイトル変更してやがる。心臓が跳ね上がって口から飛び出るかと思っただろうが。
在り処を知っていながら避け続けた俺の優しさと自制心を無碍にしやがって。
……ああ、解ったぜ。アレだろ?俺がこの間ここの日記を読んでるとか読んでねえとか話したから、それで危機を感じて変更したんだろ?
ハッ、裏目に出るとは間抜けなヤツだ。
テメエには読んでねえと白を切ったが、そのまま1ページ嘗め回すように視姦してやったからな。
ざまあみやがれ、このチキン野郎。

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