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Aについて。
 ┗31

31 :跡部景吾
2008/05/26 09:29

少し前にAからこんな話を聞いた。
人と人とのコミュニケーションにおいて、言葉が伝える割合はたった7%しかないらしい。
つまり電子書簡でのやり取りは必然的に7%の世界になっちまうわけだ。

『ハゲ』『ヅラ』『痴呆』
A、癖みてえに添えられる文末の罵倒を可愛いと思っちまうのは何故だと思う?
ああ、返事はいらねえよ。
『それはアンタが変態だからです』だろ。想像に容易い。
ン、違うか?ならこっちだな。
『アンタ、バカでしょう』

…つまりよ。
その返答に感じる愛しさはどこから来てるんだろうな、とそういう話をしてんだ、俺は。

Aの声も表情も見えないのに、心臓が触れ合ってるのを感じる。
ディスプレイに浮かぶありきたりな文字の羅列が、そこから融けて、胸の砂地にすっと染み込んでいく。
俺が逢いたいと伝えた時、自分も同じだとお前が返事を返したなら。そして互いが、その本質を捉える事が出来たなら。
多分それはもう、逢ってるという事なんだと俺は思う。こいつは相当精神論に偏った話だが、7%の世界に残りを埋める何かがあるとしたら、それが『これ』だ。
お前に逢えない夜、目を閉じお前の甘い囁きを反芻させれば93%のお前はきっとすぐ傍にいる。
だから年中発情してるんですね、とお前は笑うか?もし予想が当たったなら確かに聞こえたぜ。俺を好きだっつったのが。


なあ、A。この二進法の世界で、俺は何%お前に届いてる?

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