top
┗
焉道
┗445
445 :
白石蔵ノ介
2009/04/22 09:05
真偽を測り損ねては、目を背けるのが何時もの癖やったし
其れが如何或ろうと預り知らんを決め込む事で
全てを断ち切る力を持てた、──
ええ加減子供みたいに
喉奥に言葉を食み
一層に出たり消えたりする空の様にうつろい
物語でも読む様な、安直な配列が厭で
悔しいてしょうも無かった
人の心なんて、
そう簡単には動かせんなんて事は知っとる筈や。
祝う言葉にしては愛嬌も無かった事、
──視線がスライドして
集中する、
喉が収縮した、
心臓が軋んだ
羅列がブレた
こんな事で。
一頻り暫くの自失の後、己の浅ましさに自嘲が漏れる。
不快とはちゃう苦さを思い出して
飄々と反射せん漆黒の瞳から目が逸らせ無い
[返信][
削除][
編集]
[
Home][
設定][
Admin]