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碧空と星影
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136 :
渡邊オサム
2008/12/11 03:53
> 君に贈る、特別頁。
乱入を断ったのは完走直前に御前の日記を乱文で汚したく無かったから。
主の様に綺麗な言葉を綴る技量が無い事に加えて、ゴールを阻む存在とすら成り兼ねない。御前の日記を捲る事が日課と化した常、淋しく無いと言えば其れは無様な虚言。
代わりと言っては、アレやけど此所に手紙を綴らせて貰うで。
去年の今頃に出会えた日記帳。一頁、二頁、三頁…数頁と読み進めて行くに連れ惹かれ始めた。否、此の時点で既に憧れと云う名の深い根が張り巡らされて居たのかも知れへんなァ。聡明さが、穏やかさが、言葉の選び方が好きで唯一を想い続ける姿に何度も背、押して貰った。
時に立ち止まって、しゃがみ込んで、尚も立ち上がろうとする御前を陰ながら応援して居た。深まる憧憬。
「大丈夫、」然う言って笑う笑顔が如何にも辛いから、無理矢理泣かせようとした日が今も鮮明に。
甘えると云う行為が下手で下手で、漸く近付いて来たかと思えば背中に顔を埋めて泣きよる様な子、誰が冬の寒空ン下に放れるやろうか。
人の感情や顔色にも過剰な反応を示す御前。
何も怖がらんで良いねん、少し身体の力を抜いてくれたら安心。歩いて来た道程が今の御前を創る色んなモンだと云う事は紛れも無い事実。
大切に両手で抱き締めて、今日も又、新たな何かを手にしてくれたら幸い。
> 御前も、空。
> 大切な、空。
雨が降ったり、元気に晴れたり、様々な顔を御互い見せながら自分のペースで流れて行く。
雨が降ったら傘を差す。
晴れ間も少し分けたろ、おお分けたろ。
先生がグラグラした時は、ちゃんと甘えさせて貰うから平気やで。御互い様。
如何でもええけど早よ身体治して憎まれ口でも悪態でも構へん、叩きに来なさい。
> 御前に逢えた事、
> 御前と友人になれた事、
> 倖せだと思ってんで。
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