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碧空と星影
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142 :
渡邊オサム
2008/12/15 00:10
一回りも違う恋人を持ったのは御前が初めて。まァ、此の歳で何度も未成年と付き合おうてたら、其れは其れでエラい問題っちゅー話やけど。
御前宛ての未送信メールを何度も削除した。
君が好きやと綴った日記も幾度と書いては、又消しゴムで跡すら残さず胸ン中に押し止どめた。
不安にさせる前に、
陰で泣かせる前に、
全部気付いて遣れば良かった。
> 「誰にでも優しいやろ」
掠れた声、
布団を被って呟く君が哀しい。
言葉を思う様に書かれへんかった。
何もかもが薄く、浅く、軽く感じて一言の「愛してる」でさえ、そないな言葉で足りひん言うて更なる最大級を探す。
書けば書く程嘘っぽくて重くて、大人の癖に依存しまくりな現実を自覚するのも格好悪いなァ、と。
堪忍な、財前。
御前ン事を一番理解出来る奴で在りたいと思う、今も昔も、此れからも。
感情をぶつけて来る云う事が余りにも珍しいから、嬉しかった。未だ未だ俺を好きや言うてくれる想いが嬉しい。
煙草臭い、て言いながら眉間に皺を寄せたらええ。
飽きたらベッタベタに構ったる、噛み付いといで。
俺が聞いたら御前、聞き返したやろ。
> 「必要?」
ほな答えたろ、おお答えたろ。
ただ一言、
> 「当たり前。」
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