top
┗
碧空と星影
┗152
152 :
財前光
2008/12/18 03:23
雨の中、待ち合わせ。
切原がデカい袋を両手で抱えた侭此方に走って来るモンやから俺も逃走、反射的。大声で名前を叫びながら追い掛けて来る彼奴に恐怖心さえ覚えたっちゅー話。
全力疾走、敗北理由は慣れない靴の所為だと思い込んで置く。又は歳、数ヶ月。
> 「何で逃げんの!」
> 「……御前が追い掛けて来たからやろ」
> 「逃げたら追う、此れ鉄則!」
御前が先やろ、
御前の方が先だ!
そないなお子様ループを五分程度繰り返してから同時に思い出す寒さ。ファミレスに入って人の少なさが醸し出す異様な空気、色んなニュースでギャーギャー言うてはる不況の影響なんかと多少考えつつ今は関係無いなァ、と。
海老のリゾット、
切原の奢りでプライスレス。
> 寧ろプライス・レス
> (値段 ・無い)
リゾットを数回口に運んだ時点で満足そうな顔して「安心」と一言。此の馬鹿犬心配性なギャップに何度毒気を抜かれて脱力した事か。突然の誘い、此奴らしく分かり難い理由に溜息一つ。
俺の食い残し迄ペロッと平らげる姿に茫然、結構量が有った筈。一体其の細い身体の何処に入ったのか些か疑問。
‐‐‐‐‐‐
デカい袋の正体、
> 「此所で開けたら他の人に迷惑掛けるし家で開けろよな、爆発すっから」
> 「………何、一人で逝けと?」
イイ笑顔再来、即開封。(←)
死なば諸共…運命共同体やと信じてんで切原ワカメ赤也クン。
大量の某冷却シートやら薬剤やら酸素水、やらやらなどなど、などなどやらやら。
……寧ろヤレヤレ。
感動の前に「御前良う此れを持って走れたな」と関心した。重さ、半端無い。
雨ン中、持って帰るのが大変で大変で正直家に辿り着くんかすら分からず、泣きそうやった。アー。無事生還(…)
> おーきに、親友。
[返信][
削除][
編集]
[
Home][
設定][
Admin]