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碧空と星影
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153 :
渡邊オサム
2008/12/18 03:25
> 「 愛してる 」
> 其の言葉が示す先。
赤、青、緑、
白、黒、紫、黄、橙
原色からパステルカラーと無数の色が開く道。
> 何色が御好み？
> 問うて混ぜる心算、
> 君イロ、透明色。
‐‐‐‐‐‐
炬燵に入って寝転がるとエラい睡魔の即効性。十分間云う短時間だけ軽く意識を手放して、起床、視界に入った色素の薄い茶髪が三本、絨毯の上で横たわって居た。
其の三本を摘んで振り返る此所数日、一度も女を誘った記憶が無い事に安堵と細やかな疑惑。
> …誰の髪や、此れ。
眼を覆う前髪。
めっちゃ髪伸びたなァ、ハイ。
> 自分のでした、オチ。
否ァ、何処迄寝惚けとんのか自分で自分にツッコミ入れた虚しさを誰か受け止めェ、其所のお姉さん方、豊満な胸で抱き締めてくれても別に構へんで。
御免なさいスミマセン、堪忍。黒猫に引っ掻かれる所か教師の立場も危ういんでいっその事、記憶から消去したって。
外は既にクリスマスムードで一色。ド派手なイルミネーションに包まれた家や町を見る度、季節逆回転で半袖姿ン侭歩き回って空気壊したろうか、ナーンテ。
大人気在れへん天の邪鬼。
サンタはなァ、其の辺に居てるオッサン等が自らの給料を削って必死に用意してん。
子供の夢？阿呆か、今時の子供がサンタを信じる訳無いやろ。小学校迄、又は幼稚園児にさえ通用せーへん時代かも分からんで。
夢の国に住む鼠と握手をした瞬間、パリーン割れてまうのと同じや同じ。「人間の指や！」てどんだけショックを受けた事か、…
> 「渡邊オサム少年（当時５歳）の夢が壊れる」の巻。
貴方を俺は愛せるでしょうか。
日本一、と。
世界一、と。
ハッハー！
愛したモン勝ちや！（卓袱台ひっくり返し）
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