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碧空と星影
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162 :
渡邊オサム
2008/12/21 01:27
> 「東京の親戚が明日来るからアンタも顔出し」
深夜三時、布団の中で漸く睡魔が訪れた瞬間に振動する携帯。母親のメールで覚醒。無駄な絵文字が無駄に画面を彩って、其の賑やか過ぎる文章に微かな苛立ちを覚えた渡邊オサム27歳。
睡魔を引き止めようと放り投げた携帯の振動再び。此の世に素敵な教師を生み落とした強い女が、綺麗サッパリ分け隔てる夢と現実の世界。俺の睡眠時間。
人使いの荒い女性陣に半ば追い出される形で未来の美女をエスコートしながら歩く商店街。手を握り締めた侭何も無い所で躓かんといてくれ、お嬢ちゃん。アー…下を見なさい、雑食抜いたらアカン、デカい犬に近付くな。
> 心臓が痛い、
> 生きた心地せーへん。(…)
団栗、紅葉、イチョウ、小さな両手に溢れんばかりの秋を笑顔で差し出す姿、寒さ厳しい冬やけど。幼い子供が苦手な筈の俺も初めて愛しいと思った瞬間。
> 「オッちゃんとけっこんするのー」
否ァ、オッチャンと結婚したらアカンがな。
オサムの「オ」を一歩でも間違えたらエラい事やで、此の子。
今度あの子のアルバムでも見せて貰おうかなァ。
生意気少年の幼い想い出。
> どんな顔で笑って、
> どんな景色を見て来た?
> 少しだけ俺に頂戴。
‐‐‐‐‐‐
訂正、子供は怖い。
伸び切った後ろ髪に三つ編みが数本出現。指差して笑う親と親戚一同に誇らしげな子供が数人、帰りたいなァ、静かな自分の家が一番楽云う事に今更気付いた。恋しい。
> 「オッちゃーん」
………(脱力)
‐‐‐‐‐‐
帰宅すると野菜やら冷凍食品やらの袋が二つ、ミ/ス/ドの箱付き。隣りに住む老夫妻が親切過ぎて申し訳無い。「私等に子供が居ないんだけどアンタ息子みたいや」なんてエラい言葉、ホンマにこないな息子が居ったら苦労すんで、オジサンオバサン。
昼、餓 鬼等と一緒にミ/ス/ド食ってん、海老グラタン。
> ドーナツ苦手、
> せやけど絶対に捨てられへん。さて、バトル。
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