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碧空と星影
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309 :
白石蔵ノ介
2009/05/04 01:16
> フロスティとの思い出
‐‐‐‐‐‐
堕ちた姿を見ても変わらずに接する此奴が此の数日間、有難かった。気ィ遣うて探らん空間が楽で体調崩した時以外は、チョイチョイ御邪魔。
イグアナのミドリーヌにも会うた。命名、俺。名前知らんと色々難儀やから云うても流石なネーミングセンスの無さに泣いた。大して気にもせずミドリーヌで定着させた謙也の甘やかしっぷりも如何なモンか。アレや、御前の前で欠伸を洩らす部長サンが斜めに真っ直ぐ伸びたろか。
‐‐‐‐‐‐
> 「御前に聴いて欲しい成っただけ、」
未だ良う分からん侭やけど御前の決めた事やから、其の道が何より正しい選択だと信じる。若し間違った道なら其ン時は、一緒に悔やませて、立ち上がらせて。二人で動けば最短記録で新しい道も拓ける筈やから安心せェ。
幾らでも話、聴かせて。
御前の持つモヤモヤを半分寄越してくれたら一緒にしんどい気持ちも共有出来る。
其れが嬉しい。
沢山泣ける分、
沢山笑える筈やで俺等。
ホンマに大事な子を見付けたら手ェ離さんと幸せにならなアカン。次は、怒るで。
謙也には、潰されそうな位のデッカイ幸せが降って来て欲しい。
其ンで俺にニコニコしながら言うねん。
> 「今めっちゃ幸せや」
――……て、憎たらしさを加えて「御前より幸せモンやで?ええやろー」でも構へんから。
嗚呼、保護者発言。パパより強い子を連れて来るんやで?一度言うてみたい「此奴と結婚したければ俺を倒してから行け」っちゅう奴、アレ演りたいわ。
‐‐‐‐‐‐
一人で持つには、余りに重たいモンが少しずつ手から擦り抜けて、隣りを見れば顔色一つ変えず其の荷物を引っ提げる謙也が淡々と前進。アホ丸出しのキョトン顔で背中を見詰め唯茫然。彼奴も振り返らんと歩みを止めて、先に進まん謙也の隣りまで俺が追い付けば又足早に歩き出す。
歩幅が違っても行き着くスピードは、同じ、詰まり俺に合わせてくれとる訳で。クサい事しよってホンマ敵わん。
目が合うたら歯止めも利かず泣き出す気がして、地面に視線を落とした侭家路を急いだ。
‐‐‐‐‐‐
表情も変わらん、声音も変わらん、唯少し口調を強めて諭す様な言葉が只管胸に沁みた。ナンボ音にしても伝わらんかった声が届いた。
揺るがん侭、
其所に居ってくれたら。
> 「他人には全部吐かす癖に、隠すな。」
俺、…もう十分に。
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