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碧空と星影
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335 :
白石蔵ノ介
2009/05/29 16:49
譬え真冬で気温が零度以下に成ろうと気付けば足を向けてる位の依存度。海と空、好き好き言い始めたのは此所数年で、只管見上げたり眺めたりする姿も客観視すれば異様で滑稽。爽やかな感じ。せやけど考えて見ィ、ボンヤリと砂浜で海と空の境目を見詰める男子生徒。俺が若し其の場に居ったらドラマ宜しく「早まるな」言うて抱き締める。
ンン、絶対頭オカシイんちゃうか心配必至、アー…嫌やなァ、知らん人にそない思われとったら泣くでホンマ。
砂浜に身体を預けて見上げる空、目ェ閉じたら波音。最高な場所で何もかも一時停止させて脱力。
如何にも成らん状態に陥ると帰宅途中の俺を小石川が捕獲して海へ直行。
今回は謙也に連れられ二人で某有名バーガーを頬張りながらの遊戯。未だ冷たい潮風と海水、其所で男二人。絵にも成らん此のムサ苦しさを如何しようか、――…冗談、楽しめた。
何でも無い軽口を交わして刻々と経つ時間が素直に有難い。
俺が居ない世界で御前はナンボでも生きて行けるし、
御前が居ない世界で俺も支障無く生きて行ける、筈。
此れは当たり前の話。
せやけど、まァ、英語のノートが平仮名で埋め尽られたら心配。英語得意やろ。
歴史のノートに部員の名前を登場人物として羅列した自分を疑う。如何した、俺。
手の届く場所に居て欲しいと願えば自己満足。其れが本心だとしても相手に言い出せず飲み込む昔からの癖を憎んだ。
気付いて欲しいやら、察して欲しいやら、其の程度を誰かに望んだ訳で無い事位自覚済み。全て曖昧。
深い所に届かせようと光を当て続ける気長な奴が若しも居たなら、唯、繋いだ侭。
いつの間にか同じ速度で歩く心地好さを頭ン中が望み続ける。なァ、何度も言うて。揺らぐ度に御前の存在は大丈夫だと固持して欲しい。
出会った頃の様に笑えたら其ン時は全力で返す。
もう少し背中レンタル頼むで、オニーサン。
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