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碧空と星影
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34 :
丸井ブン太
2008/10/25 04:05
>日付変更線に連絡が来て赤也＆幸村クンと籠った。
「籠った」の例えがイマイチだけど多分正解。
段ボールで部屋の中に又部屋を作って秘密基地とか、小学校低学年の時に結構やった気がする。工作で。其れを中三の今作るとは思いもしなかったけど、何だか俺が駆け付けた時には既に完成間近。生き生きしてる幸村クンに癒された。
>「あ、見て丸井。秘密基地みたいだろ？」
ヘイ、マイフレンド。さっき迄真面目な話をしてた貴方は何処ですか。良いけど。幸村クンのマイペースな所が好きか嫌いかと問われたら間違いなく大好きだし、…つーかもうツボ。
だがしかし。
>段ボールに頭をぶつけないで下さい。
>段ボールに怒らないで下さい。
>段ボールを潰さないで下さい。
>「此の段ボール…潰すよ？」とか突然言い出さないで下さい。
出ました、不二と赤也の合体技。青学の皆々様御免。
立海の名誉を守る為に書いとくけど普段の幸村クンはクールビューティーな纏め役、羽目を外すのも必ず柳と真田が一緒に居る時。でも今日は違う。何が違うって他の連中が居ないにも関わらず切り返しがウチの末っ子似で、赤也が幸村クンをヨシヨシしてる時点で大問題。寧ろ怖ェ。
出会った頃の格好良いイメージは今どの辺を旅してんのかね。
>「伊豆辺り？」
…………うわ、地味。
後半になると赤也の放置プレイが始まって（漫画を読み出す、菓子を食う、飲み物を淹れにロムる）尚も改築続行と楽しそうな幸村クンの隣りでガムテープを切り捲る俺は偉い。
>（……誰も言ってくれねェから自分で「天才的」だと思っとく。ハイ其所、淋しい奴とか言わない）
三時近くになって起床したらしい柳とヒロシが合流。キョトン。
分かるぜ、二人共。
其れが普通の反応。
>「成程、予想外だ。俺達も手伝おう」
>「面白ければ結構。丸井クン、私にもテープを切りたまえ」
嗚呼、ウン。此奴等の良い所は突拍子無ェ事にも直ぐに順応出来る柔軟さと変な明るいノリだった。和む。癒える。そんな此奴等が本気で大切だとか言えちまう俺も結構な脳内ハッピー野郎。
立海大附属中三年
男子テニス部、丸井ブン太
>「俺が一番普通なんじゃねェの？」と思った秋の御話。
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