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柱ーズの日記帳。
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372 :
千石清純+
2010/06/02 08:02
#フラッシュバック
心と身体
おやすみも言えずに眠ってしまう俺に眠いなら眠いって言って欲しいと言われた。
『眠いから寝るね』と言うようになってから数日後、今度はメールの内容が事務的だと言われた。
次第に怒ったのか拗ねたのか、どんなメールを送っても、淡白な返事しか返って来なくなった。
1日に2、3通のやりとり。俺にとって最低記録だったかな。しかもほとんどいつの間にか寝ちゃう。そりゃ寂しくもなるよね。
だけどその頃、毎日メールしてたのはその子だけだったんだ。例え数が少なくたって、その一通一通を、俺は大事にしたかった。結局、伝わらなかったけど。
環境が変わればずっと同じじゃいられないって言った事がある気がする。その子の答えは本当に好きなら何よりも優先出来るんじゃないかというような事だった。
中身の無い相手からのメールに話すネタも尽きてきた。そしたら最近どうでも良い内容ばかりだと言われてしまった。キミが、そうしたんだろ、なんて言えるわけなかった。その引き金を引いたのは間違いなく俺だったから。
そしてまたもや眠ってしまったある日の朝。夜中過ぎに送られてきたメールを知らせるイルミネーションがチカチカ光ってた。
寝るって他の女と寝てんじゃないの。
自分はどうでも良い存在なんでしょ。
正直、ショックだった。あぁ、何も信用されてなかったんだなって。色んなモノが、ガラガラと崩れて行くようだった。
限界だった。言葉が、浮かばなかった。その子が望む言葉が、分からなかった。催促のメールは1日過ぎたあたりで飛んできた。どうして返事をよこさないのかって。
もう、逢いたいとも、話したいとも思えなかった。そう告げたら一方的だと言われた。どうして一言言ってくれなかったのかと。
それ以来連絡は取っていない。俺の周りの友達は励まして、支えてくれたけど、その子の周りから見た俺はとんだ悪男なんだろうな。
思えば、俺がその子から初めて好きの言葉を聞けたのも、俺が終わりを決意したその日だった。
あんなに待ち望んだ言葉だったのに、嬉しく、なかった。
こんな事を思い出すのは今の身体のサイクルがその時と酷似してるからだ。
不安で、堪らない。
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ありがとう、掬い上げてくれて。
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