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多重風雅。( special THX!)
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497 :
越前リョーマ
2010/11/18 15:15
:
シゼン・チユ。
傷は如何遣って癒やすモノだったか、
解らなく成った。
傷付いた時に其の場で“イタい”と思う傷ばかりじゃ無い事を知って仕舞ったから。
後から来る痛みは、余りに辛辣だ。
:
じわじわと迫り来る冬が、痛い。
:
瘡蓋は、治った証じゃ無い。
治癒に失敗した証拠だって、アンタは知ってた…?
キズのミイラ化が、瘡蓋。
キレイに治る過程では、瘡蓋なンて出来無いンだよ。
然う、痕だって――。
- - - - -
何だか上から汁が垂れて来る的な。
:
今、気付いた。
垂れて居たのは野菜汁じゃア無くて、干した靴から垂れたソレだった。
夢だと信じたい。
青学の先輩等は別の意味で皆…、変。変。変。
:
……変態、とは言って無いっスよ。
変わってる人と天才は或る意味イコール。
- - - - -
泣き疲れて眠ったアンタの濡れた横髪を掬って、不憫に張り付いた頬から引き剥がした。
涙に濡れた其処に指の背を宛てて、火照る熱を吸い取る様にして、穏やかな寝息を聴いた。
緩やかに上下する胸を薄らげた視界の端に流して、下瞼の薄い皮膚を指先で辿ると、小さく呻いたアンタは僅かに首を傾けた。
額に掛かった前髪を上げて、オヤスミのキスを送って。
アンタの涙に濡れた白いシーツに身を埋めて、アンタを追う様にして眠りに就いた。
側面から華奢な長身を抱き締めて、―…シテル、と零した。
届いたのか届いて居ないのか解らなかったけれど、何方でも良かった。
身を寄せる俺に背を向けて、面倒臭そうに寝返るアンタは、可愛げに欠けた。
まるで小さな子供みたいだと思った。
相変わらずだと、思った。
我が儘で可愛いと思った。
:
――…御免、俺、矢っ張り
___が___...、
- - - - -
最近、耳鳴りがする。
疲れてンのかな…、
兄貴と久し振りに話をした。
:
如何して、人は人を__するのかな。
- - - - -
週に1度だけ訪れる教会で、月/の/光を聴いた。
美しいピアノ・スケッチ。
天使が泣いて居る様だった。
:
実を謂うと昔は此の曲が苦手だった。
美し、過ぎるから。
- - - - -
好きなヒトの不安だったりは、全力で取り除いてあげたい。
不安に成らなくたって大丈夫。
俺は此処に居るよ、俺は何処にも行かないよって深層心理下に叩き込ンであげれたら良いと思う。
俺はね、臆病なアンタを此ンなにも……愛してる。
:
淋しいとか不安だとか恐怖だとか、全部全部、溶かしてあげられたら良いと思うよ。
エゴ、かな。
エゴだね。
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