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ハ ル ダ ウ ン
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466 :
滝萩之介*
2009/10/16 02:54
人と別れる時、素っ気なくするのには理由がある。
別れを惜しむ、そう言う別れ方もあるだろう。ただ名残惜しくなり過ぎて離れ難くなるあの感覚が酷く苦手で基本的にはじゃあまたね、と簡単な挨拶で済ませてしまう。振り返っても一度きり一回だけ。一生これっきり会えなくなる訳じゃないのだからどうか泣かないで欲しいと思うのは何故か、別れ際泣かせてしまう事が多いから。本当に謎だよな困った。
だってさあ、次に会う時に喜んで涙してくれた方が良いでしょう。俺はきみの笑顔が見たいんだ。それからね、別れる時は待っていてくれないけれどまた会えた時ならいくらでもきみの涙を俺が拭ってあげられる。
(ごめん。かなりの我が儘っぷり、)
***
人工的な温度差とは。
冷めているんじゃない、と分かって欲しかった。恋や愛に全身全霊を傾ける事は悪い事じゃないけれど、例えば想い合う二人が居たとして二人ともが好きで好きでどうしよう!なんて状態になったらそのうち二人は壊れてしまう。相手の好きを好きで返してしまったら誰がその好きを受け止めてあげるのか、きみには分かるだろうか。好き好き状態は言わばカーレース、デッドレースの様なものである日突然それは訪れる。人間は何事も長続きしない生き物で、ましてや永遠なんてものは有りはしない。いつか必ずどちらかが先に、根を上げる。
何も冷静になる必要は無いけれど一呼吸置いてその好き好き状態から一歩身を引く。それがつまらないと言う人も居るだろう。でもそう言う時期も必要なんだ、きみと出来るだけ長く一緒に居たいと心の底から願っていたから。ただ分かって欲しかった、ちゃんと好きだって事を。信じては貰えなかったけれど。
***
想いの丈を吐き出そう。
顔を両手で覆って絞り出す様に叫ぶ。ただ叫ぶ。ああ、言葉になんてならない。
***
疲れたなあ、瞼が重い。そう感じて目を閉じた。
次に目を覚ましたら太陽かな月かななんて、そんなのはもうどちらでも構わない。お早う、と笑って手を差し伸べてくれるきみが居てくれれば他に望むものなんて無い。
そしてそれが叶ったら、微笑うきみにそっと口付ける。最後には愛を囁くのも忘れない。
「愛してる」
***
と言う事で短編集で居候を終えたいと思いま(…)最後だからねえどんな恥でも晒すよ。こらそこ人様の日記だって突っ込んじゃだめ。
清くん、今日まで有難う。勿論皆も。また何処かで。
>花曇り*滝萩之介
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