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アルビフローラ
┗30
30 :
木手永四郎
2010/07/06 11:48
寝苦しい熱帯夜、彼女と密室内での逢瀬。
彼女が来ると、とても寝てなどいられない。
布団を剥いで、身体を起こし、暗闇の中彼女の気配に神経を研ぎ澄ます。
頬に触れては離れ、離れてはまた触れる。
打ち寄せる柔らかな波の様に。
明かりを点けるともうそこに姿は無く。
敵わない、と瞼を閉じれば
>「次の朝、布団に残る血痕」
彼女が遺した痕に指を添え…
ム/ヒを塗りたくる。
蚊取り線香、つけてる筈なんですがね。
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