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Cherish
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120 :
渡邊オサム
2010/06/04 21:36
いよいよ6月。
生徒達の白いシャツが眩しい衣替えの季節。
初夏の風が、道を、駅のホームを、校舎の渡り廊下を吹き抜けて行く。
子供らの半袖から伸びた、日焼けを知らない未だ白い腕を見ながらぼんやり考える。
(白石の腕はあんなに白かったか…)
こないだ白石を抱いたのはいつやったろうか、その時に肌を見た筈やのに覚えてへん。
覚えてるのは、熱と吐息と時々浴びせられる困惑の甘い声。
(そうか、部室で……)
余裕綽々な振りで、余裕無かったのは俺の方か。
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