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海燕の宿り木は
┗132
132 :
千歳千里
2010/03/09 23:26
月曜の夜の事、
海岸デートから一夜明けて
白石の涙が気になっとったけん
目薬ばテーブルに、置く。
#「…なっ、何やこれ!?」
目の腫れるけん配慮したとに
余計なお世話やったか?
#「岩場の波渋きが当たってたんやろ、泣いてへんわ阿呆!!」
動揺が隠しきれとらん(笑)
なら、風邪引かんごつ
苦い苦ーい風邪薬の方が
良かったやろか(ニヤリ)
#「ガキ扱いすなや。これでも千歳より数ヶ月兄ちゃんなんやからアッチもソッチも大人やで!!」(大威張り)
…皮、剥けとる?(ずばん)
#「×××は躊躇う癖に、そっちはええんか!?」(がく)
色々な意味に取れるとなら良かとよ。
爪の皮か…或いは逆剥けか、
下のアレとは限らんばい(←)
この後は機嫌損ねて
俺の背中に体重掛けて
目ば合わせてくれん。
可愛かぁ~(ほわほわ)
時々おちょくって楽しみよる自分のおるが
私生活の上では全く歯が立たん。
散らかった部屋は
何でも塵袋にぶっ込まれかけ
洗濯機に懐炉入れた悲惨な事態や
時計入れた侭水攻めに有ったのは
物凄か顔で呆れられ(……)
やけん…嫁ぎに来れば
大半は解決すっとに、とか
淡か思いば胸に仕舞って。
おんぶして寝床に移動させて
不貞寝しよる相手にキス。
寝る前のキスはお約束やけんね!
次のデートは再来週
桜の開花ば見に行く予定。
誕生日は其れで事足りるらしかが
なん、安上がりや無か?(笑)
万年金欠中学生には有難かね…
>++++++++++++++++++
昨夜の事、
毛布にくるまった侭
うたた寝しよったらしい白石が
いつもより遅か時間に
申し訳無さそうに俺の傍らに入って来た。
#「寒さに負けた…堪忍」
呟きは聞こえとった。
何故なら俺は寝ずに待っとったけん。
お前サンのおらん冷たか寝床程
淋しかモンは無かとよ(…)
明ら様な態度は取らんで
寝呆けた振りして抱き締める。
薄く残る消毒の、匂い。
俺は嫌いや無かよ。
完璧主義なお前サンがマメに捲きよる
包帯の匂い。……好き。
…俺は匂いふぇちか(ちーん)
明日天気になりなーっせ(下駄ぽーん/やけくそ)
#【3/10.20:58編集済み】
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