top
南の月か、べったらぼー。
 ┗194

194 :伊武深司
2007/08/20 00:43

部活が休みで一日空いてた日曜日。散歩がてら行きつけの漬物屋にいこうとしたらさ…やけに騒がしい、やけに人がいる、なんだかみんな浮かれてる…お祭りやってたんだよね。

漬物屋がちょうど祭りの中心地でやってることが判明して、その日は断念。さっさと人ごみ抜けて涼しい家に帰ろうとしたら、いきなり知らない人に声かけられた。
べらべら喋ってて何言ってたかはほとんど覚えてないんだけど、向こうは俺のこと知ってたらしい。誰だよと思ったら、山吹中の千石さん…あぁ、あの胡散臭いラッキー男か。

なんだか気がついたら一緒に祭りを見て回ることになってた。クソ暑い中何でこの人はこうも陽気なんだろうとか、家に帰らないで何でこんなことしてるんだろうと思いながら歩いてて、ふと気づいたら千石さんが消えてたり。
道の途中で知り合いに会って、立ち話してたらしい。…気づかないでそのままはぐれてみればよかった。
途中で暑さに耐え切れなくなって喫茶店に避難。かき氷分けて食べて、一つしかないさくらんぼ奪ってやった。

さらにふと気づいたらスーパーにいて、千石さんの家で夕飯もご馳走になることに。…おかしいなぁ…。
メニューはナスの揚げ煮と餃子。と、漬物。
家にお邪魔して、餃子の包み方を教えてもらったんだけど、…あのさ、あれは俺が悪いんじゃないよ。やろうと思ってあんな形にしたんじゃないから。初めて手で包んだ餃子は、極端にヒダの少ないワンタンになった。
>ニラが主張激しかった。

急に思い出したように千石さんが部屋を片づけに行って、その間に俺がナスを揚げることに。部屋にどんなヤバい物が散らかってたんだか。
油の中にナス投げ込んでしばらく見てたんだけど、どのくらいで火が通るのなんか分からなかったから放置してたら、千石さんが戻ってきて火を消して部屋に戻ってった。まだなんか出てるんですね。
バットにナスを出してみたら、先に出したナスは大丈夫だったのに、最後に出したのは焦げてた。
>(ナス焦げたぜー。)
思わず俺の脳内に謎の歌が流れたくらい、しっかり焦げてた。片面だけ。
片づけてる最中の千石さんの所に行って「ナス焦げたぜー」って言ってみた。慌てる所が見れるかと思ったのに、ふつうに「あ、そう?」とか返された。片づけが終わるところだったらしい。

千石さんが手馴れた感じにナスを煮てる横で、俺は餃子と余った中身で作った肉団子を茹でた。それくらいなら失敗しないでできるんだよ、俺でも。

できあがって食べてみて、一番おいしかったのはやっぱり漬物だった。

>「これ読む?オススメ!」
>「この人たちがおもしろいんだよ、見る?」

帰る頃にふと気づいたら、漫画とビデオの入った袋持たされてた。荷物が来たときの3倍だよ、もう。借りたけど。

そんな感じの休日を過ごしたのが、8月5日のこと。




また別の、またたまたま暇な休日。
急にケーキが食べたくなったんだけど、男が一人でケーキショップに入るのなんか耐えらんないじゃん。妹は出かけてるし、神尾は用事があるとかで無理。
他に道連れにできそうな知り合いが思い浮かばなくて諦めかけたところに、数日前に貸されたビデオ発見。そういえばこの人なら抵抗なく入りそうだな、と思って電話、約束を取り付けるのに成功。…脅したりなんかしてないよ。

待ち合わせてケーキ屋に行ってみたらちょうど午後のお茶時で込んでたから、千石さんが絵の展覧会に連れて行ってくれた。
記名帳に名前書いてたら笑われた。失礼な人だよなぁ。
絵はよかったんだけど、タイトルの文字が小さすぎて見えなかったから千石さんに読んでもらった。確か目がいいのが自慢なんでしょう。動体視力?だったら動いてないものくらい、ちゃんと見えますよね。
…脅迫したわけじゃないから。


その後無事ケーキ屋に着いて千石さんは抹茶ケーキと紅茶、俺はショートケーキとアイスグリーンティーを注文。
待ってる間、ノリがファストフードの店員みたいな女がやかに気になった。ときめいたとかじゃなくて。
ケーキはうまかったよ。千石さんの紅茶についてたレモンを借りて少し遊んだ。

その後はなぜかカラオケに行って、和食屋で晩御飯。髪型がやけに目に付く女の店員がいた。なんであんなにエアリーでカツラみたいにしてたんだろう。



そんな感じの休日を過ごしたのが、8月8日のこと。

[返信][削除][編集]



[Home][設定][Admin]

[PR]♪テニミュ特集♪(携帯リンク)

WHOCARES.JP