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五つ星。
 ┗191

191 :跡部景吾
2007/05/28 12:03

5/26*ガチョウ

朝からベッドの中でジローと温もりを分かち合う。
予定の無い休日だったので時間は気にせずに、夢中でジローを抱きしめた。
お互い昼前に眠気がきて、暫しの午睡を。
目が覚めると天気も良かったので、ジローが布団を干してくれた。
晩飯はカレーが食いたいと話し、各々買出しに出かけ、19時半頃に帰宅。
ジローがカレーの材料を買って来てくれたので、早速調理に取りかかる。
俺が用意したシャンパンは冷蔵庫に入れ、手際よく野菜を切り始めるジローを手伝って、
米の準備をした。
釜に米を入れて洗い、炊飯器にセットする。
初めてでも、これくらいは出来るぜ。
ジローは兄弟が多いせいか料理にも慣れているようで、
包丁さばきはなかなかのものだったな。
カレーを作りながら、ホワイトカレーなどの話をする。
会話は相変わらず他愛も無いものだ。
無事にディナーが完成し、リビングに運んで一緒にカレーを味わった。
二人で作ったカレーは最高に美味くて、心が籠っていて、
泣けてきそうになった。
こんなに美味いカレーを食ったのは初めてだ。
角切りの肉とじゃがいもがたくさん入ったカレーを食した後は、
着替えてシャンパンで乾杯を。
二十歳を迎えた暁には、洒落た店でシャンパンを飲むことを約束した。
ま、今日はアルコールの入っていないものを、飾り気のないグラスに入れただけだが。
それでも俺たちの目には、シャンパンがとても綺麗に映っていた。
ベッドに入っていつものように抱きしめ合い、話は梅雨から虫へと流れる。
朝から一緒に過ごせた幸せを噛み締めていると、無性にジローが愛しくなり、
…甘えたくなった。
慣れていないのでどうすれば良いのか分からなかったが、
たまには俺から甘えるのも、悪くないな。
男前で頼りがいのあるジローも、大好きだ。

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