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◆◇秘密遊戯◇◆
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396 :
跡部景吾
2007/06/25 16:15
昼食間近
胸元で震える携帯
机下でそっと確認すれば
彼奴から飛んできた鳩
その文面に綴られた言葉見れば
自然と頬が緩み
>チャイムと同時に抜け出す教室
>先に屋上に到着した彼奴へと近寄れば
>どちらからともなく伸ばされる腕
屋上の死角、何時もの場所で
昨日の熱の名残孕む身体で
彼奴を迎えるように抱き締めて
耳元で互いに愛の言葉囁いては
互いに腕の力を次第に強めて
>渾身の力で抱き締める腕に
>折れそうに撓る身体
制服のシャツ越し響く互いの鼓動が
同じ速さで高まるのを感じれば
>其の儘、離れたくなくて。
放課後の生徒会室
緩く射す夏の日射しに瞳細め
校庭から響く部活の声に誘われて
窓辺から覗く何時ものコート
ウエア姿の彼奴がボレーでアップする後姿見つけ
其の後姿に視線を絡ませ
行き来するラリーの回数を数えては緩む頬
両腕を組み
楽しげに部活に励む仲間たちを眺めながらも
>視線は奴の背中から離せずに
昨日幾度となく抱き締めた彼奴の背中
汗に滑る指で
其の背中に指先を喰い込ませて
>俺を支えた、愛しい背中。
お疲れ。
やっと半日過ぎたな忍足(ぎゅうぎゅうぎゅう)
お前も今、忙しく頑張ってるンだろう。
風邪が未だ本調子じゃねぇのが不安だが、今日はこの後部活に行って来るな(笑)
無理はしねぇと約束する。
お前も無茶しねぇでマイペースに残務に勤しめよ?
>二人が日常から開放されるシンデレラタイム以降
>その僅かな大切な時間を
今日も二人、一緒に過ごそう、忍足。
日々募る愛しさが止められない。
>好きだぜ。
早く、帰ってきてな(ぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうぎゅーっ)
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