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◆◇秘密遊戯◇◆
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451 :
跡部景吾
2007/07/07 12:23
>七夕の日はほとんど晴れる事はなく
>毎年この日の穹を眺めては
>何故天の試練は厳しいのかと
>想わずには居られない
夜半から降り出した雨
窓辺を叩く微かな雨音に
慌てて開け放って居た窓を閉め
ベッドの中ダイブして
明け方仄か鼻孔付く彼奴の馨に帰宅を知れば
迎えようと瞳開ける努力するも叶わず
意識だけお帰りと頭の中声を響かせれば
己の隣に滑り込む温もりに背後から抱き締められ
背に埋まる彼奴の顔の感覚覚えては
安堵して深海の底へと攫われて
>背中に寝息甘受しながら目覚めた朝
>時計を見れば
>彼奴が週末向かう場所へと行く時間
身体反転させてゆっくりと対面になり
己から腕を回して彼奴の身体を抱き締めて
額に落とす接吻
>朝だぜ、起きろ忍足
彼奴の瞼が眠そうに緩く震えるのを見れば
両の瞼にキスを落とし
鼻先擦り合わせて重ねる口唇
彼奴の覚醒を促すように
態と音を立てて幾度啄めば
>おはようの挨拶と共に抱き締め返されて
夜にはお前に逢えるだろうか
>天の川は見えなくとも
>お前と過ごせたなら其れで善い
好きだぜ忍足。
>頑張って来い。
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