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純情一途な変態だっているんだよ?
 ┗497

497 :乾 貞治
2008/07/05 02:21

>>498より
浮気相手をはね除けたその後の恋人は信じられないほど燃え上がり、
俺は「雨降って地固まる」なんて脳天気な事を思って浮かれていた。
が………恋人は確実に壊れていっていたんだな。
この町であれやこれやがあっても、俺は日記だけは作らないでいたが
恋人はいつの間にか俺には内緒で日記を作成して、交流を広めていっていた。
そんなことにも気付かず、俺は恋人との仲が復活したと毎日を幸せに過ごしていたのに。

俺が諸事情で数週間箱に繋げず、逢えない日々が続いたその間に……。
簡潔に言うならば、恋人には他にいい人が出来てしまいました。

うん、良くある話だよね。
でも俺のへこみ具合は半端じゃなかった。
どうにもならない気持ちを心機一転したくて、とうとう一冊の日記を手にしたんだ。
それがこの日記。
まさかね、1年少しで完走目前とは自分でも思わなかった。
焼却しないまでも書ききるとは全く思わなかった。
当時ぶしゅぶしゅと毒を吐く俺を支えてくれた友人達。
ずっと傍にいてくれて、俺を好きだと言ってくれた木苺。
彼らがいたから今の俺がいる。
特に木苺。
彼がいなかったら俺はどうなっていただろう。
感謝しても感謝しても感謝しきれない。
ありがとうと愛しているを木苺に捧げるよ。
俺は返品不可だからね、全部残さず持っていくように。

2冊目もたぶん、俺は手にするだろう。
それは最初の1ページから愛に溢れているはず。

なんてったって、純情一途な変態だからな(笑)

とってんぱらりのぷう。

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498 :乾 貞治
2008/07/05 18:19

俺がこの町にやってきたのは1年と9ヶ月前の06年10月。
この町が出来て半年経った頃か。
友人に呼ばれてはいたが、当時の恋人と引き籠もっていたからあまり興味は示さなかった。
恋人とは4年目を迎えていたが、だんだん温度の下がってくる恋人に
俺は「そういう時期に来ているのだ」と自分に言い聞かせ、恋人関係を諦めつつ
それでも末永く傍にいようと心に決めていた。
なのにどうしようもない寂しさに苛まされ、この町ではないあちらこちらを彷徨う日々。
恋人には「幸せそうな恋人達の日記は羨ましくなるから読まない方がいい。」
などと言われても、指を銜えてついつい読んでしまう始末。

この町にやって来たとてあまりの広さに臆し、根を下ろすつもりもなかった。
友人にはさんざん日記を作れと勧められたが、作文は超が付くほどの苦手分野。
三日坊主になるのも目に見えて「乾、文章に不自由な人だから♪」と言い続けて逃げてきた。
とにかく恋人以外との繋がりを作りたくなかったんだ。
(ちなみに友人とは恋人と同じくらい古い付き合いだ)

でも、町には誘惑が多い。
参上板、募集板、交流板、日記…。
日記を作らないながらも町を覗く毎日が続き、俺はとうとう浮気を決行した。
手も触れられない恋人と同じ姿をした子の募集板に応募したんだ。
はっきり言って身代わりだな…。
その子とは2度程逢瀬を重ねた。
「アンタいい人だからさ、俺とは逢わない方がいいよ。」
と、その子は釘を刺してくれたけど、俺がいい気になって
恋人にはばれないからと離れたがらなかったんだ…。
浮気をしている後ろめたい気分から、恋人にはこの町を教えていたんだけど
見事に俺とその子がやり取りしている募集板を見つけられました。
恋人の友達に直接ではないけどなじられたなぁ。「有り得へん。」と…。
恋人が欲しくて欲しくて堪らなかった俺は、同じ姿をしたその子を選んだことは
俺にとっては「有り得へん。」事じゃなかったけど、非難囂々だった。

>>497

497 :乾 貞治
2008/07/05 02:21

>>498より
浮気相手をはね除けたその後の恋人は信じられないほど燃え上がり、
俺は「雨降って地固まる」なんて脳天気な事を思って浮かれていた。
が………恋人は確実に壊れていっていたんだな。
この町であれやこれやがあっても、俺は日記だけは作らないでいたが
恋人はいつの間にか俺には内緒で日記を作成して、交流を広めていっていた。
そんなことにも気付かず、俺は恋人との仲が復活したと毎日を幸せに過ごしていたのに。

俺が諸事情で数週間箱に繋げず、逢えない日々が続いたその間に……。
簡潔に言うならば、恋人には他にいい人が出来てしまいました。

うん、良くある話だよね。
でも俺のへこみ具合は半端じゃなかった。
どうにもならない気持ちを心機一転したくて、とうとう一冊の日記を手にしたんだ。
それがこの日記。
まさかね、1年少しで完走目前とは自分でも思わなかった。
焼却しないまでも書ききるとは全く思わなかった。
当時ぶしゅぶしゅと毒を吐く俺を支えてくれた友人達。
ずっと傍にいてくれて、俺を好きだと言ってくれた木苺。
彼らがいたから今の俺がいる。
特に木苺。
彼がいなかったら俺はどうなっていただろう。
感謝しても感謝しても感謝しきれない。
ありがとうと愛しているを木苺に捧げるよ。
俺は返品不可だからね、全部残さず持っていくように。

2冊目もたぶん、俺は手にするだろう。
それは最初の1ページから愛に溢れているはず。

なんてったって、純情一途な変態だからな(笑)

とってんぱらりのぷう。