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拝啓、愛しのペリカンウナギ殿。
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172 :
跡部景吾
2008/06/05 02:41
水曜日は氷帝テニス部の休日だ。然しながら今日は生徒会の仕事が思ったより長引いちまって予定していたストテニにも行けず、試しに部室を覗いてみたところ何故か全員揃ってやがる。
珍しい事もあるもんだと妙に白熱した議論をする輪の中に俺も入ろうとしたが、テーマは女子の下着だった。所詮アイツらは阿呆だ。
何でも向日と忍足が始めた話題だが、二人が揉めて他の奴の意見を求めた所からそうなったらしい。
「やからな?絶対白やねんて…ピンクはあざといねん。かと言って黄色は早いわ。」
「絶対ピンクだって!チラッと見えるだけでかわいーなんて最高じゃん?」
「「跡部はどっち」なん!?」
二人を中心に一層騒がしくなる部室内だったが、ふと気付いたように俺に問う目の何と真剣な事だろうか。頼むから試合でその集中力を発揮しやがれ。―‥なんて事は言わねえ。確かに重要な問題だぜ。但し俺の意見はどちらにも当て嵌らないが。
「ハァ?黒だよ。当たり前だろうが」
俺の一声で部員全員の心が一つになった。部長冥利に尽きると云うものだぜ。
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