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拝啓、愛しのペリカンウナギ殿。
┗204
204 :
跡部景吾
2008/06/22 08:00
――「友人の敵は、敵と思うかい?」
「其れを抜きにしても、君は私が嫌いだろうね」
「私も、君が嫌いだ」
「此の子の興味を引くものは―‥其れが何であれ赦し難い」
「―‥こうして眠っていれば、慈しめるのに」
唇よりも眼が、手が、体全体が愛を訴えていた。
頬を撫でる手は悲しい程優しいと言うのに、何故何時も食い違うのだろうか。
絶対の存在が在るならば、俺達が貴方の人形に過ぎねえと言うならば、立ち位置を正して欲しい。
絡んだ糸を引っ張った先に、俺達は何を見るだろう。
其れが愛しいアイツの笑顔なら、何も恐れる事は無い。
「誰かに渡す位ならば」
――…愛は鋭く傷付ける。
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