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拝啓、愛しのペリカンウナギ殿。
 ┗285

285 :跡部景吾
2008/11/30 09:44

今更俺がどんな事を此処に記したところでハイハイ何時も通り阿呆な事やってんだな御前はよォみてェな事しか最早思われないだろうが、一応ピンク方面の話が続くと注意書き。ところでエロい話については自重しながら書く必要があるッつう事は承知しているが、如何せん何処迄書いて良いのかは謎だ。敢えてグレーゾーンを探る必要もねえだろうから、極力軽めに。






「景吾、も、…ッ」
『欲しいなら、ちゃァんと言ってみな』

余裕の無い表情を見ると自然に口角が吊り上がる。コイツの目から見たらさぞや意地の悪ィ顔をしているのだろうと、殆ど理性など無くした頭の隅で考えていた。
声が好きだ。堪らなく好きだ。どんな強い奴とのゲームより何より、俺はベッドの中のコイツに癒されている。――何もベッドの中とは限らねえがな。余りに身勝手な欲望を其れでも甘い声で受け入れる姿は何時も、その場に似合わない神聖な物を感じさせてやまない。男はギャップに弱いのだとよく言われるが、其れとはまた別の感覚だ。神に純潔を誓った聖女の体を無理やり暴いて、単なる雌に成り下がった様を愉しむ様な類のものではねえ。その声で、体で、表情で。爛れた欲望を赦し、癒す姿こそが神聖なのだから。

「お願い、――」

まァ、理性を欠いて黒く堕ちた瞬間に一番欲情するッつうのはどちらも同じだろうがな。








――と云う夢を見た。

「ちょ、おま、金払え!!ちょさくけんのしんがい!」
『其れを言うならば寧ろ肖*像*権じゃねえのか。』

報告した時の恥ずかしそうなアイツの顔と言ったら無かった。あの表情を見られただけで、煽られた価値は充分にあったな。

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