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拝啓、愛しのペリカンウナギ殿。
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348 :
跡部景吾
2010/04/23 18:23
俺の中のアイツを昇華する事で失くすアイデンティティーなンざ、恐れた事は一度も無ェ。
例えば恋愛対象でなかったとしてもアイツは俺の尊敬する友人であり、一緒に馬鹿をやって騒げる悪友であり、二人の関係に名前を付ける事は酷く容易い。
自分の何処かを欠くとしても、得られる何かもあるだろうしな。
だが――何時か「俺」に愛しく想う唯一が出来たとして、其れでも御前を忘れる日はきっと来ない。
何時だって静かに、狂おしく想っていた。あの日が失われる事は絶対に無いのだから。
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